いったん、保護主さん宅に移動した
チビリンですが返却してもらいました。
迷子のベアーの捜索真っ只中の時です。
なぜ返却してもらったかというと、
犬を引渡しする時に、
迷子や脱走しないように、
首輪やリードの着け方などを
お話しさせて頂いているのですが、
チビリンの保護主さんには、
アドバイスを素直に聞き入れてもらえず、
ゆるゆるの首輪に、
小型犬用の細いリードを使われました。
チビリンの預かりブログには、
・・・・・・・・・・・・・・・
ダブルリードしないと逃げるとか、
小型犬用の細いやつは絶対にダメ!!
逃げたらどうするんですか?
等々言われましたが、
何の問題もありません。
ちゃんと言う事聞くし、
シツケ次第なんですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・
と記載されていました

ベアーがいなくなって、
一日中ベアーの事を考える日々だったのに、
チビリンの事も心配で心配で
タマラナクなりました

ベアーの捜索費用は25万円近く掛かりました。
これで、チビリンまでいなくなったら、
破産です。。。。。
とてもじゃないけど、
保護活動なんてやってられなくなります

この捜索費用が「高い!」
と感じられる方もいるかと思います。
でも、捜索費用としては
ごくごく「普通」だと思います。
今まで、私は何回か犬の捜索をしていますが、
20〜30万円の捜索費用は、
かかってきました。
ネットを使い、安いお店で印刷しても、
印刷費用、新聞折込費用、
その他いろいろ・・・
捜索にはお金がかかるのです。
そして、人手が必要です。
多くの人に迷惑をかけてしまいます。
捜索して下さる方達の生活も
ボロボロになります。
そして、だいたい犬を逃がした方が
言うセリフがこれです。
・・・・・・・・・・・・・・
犬がリードを切って逃げた
私は、呼び戻したけど犬が戻って来なかった
犬が勝手に暴れて首輪が抜けた
「だから、犬が悪い!(私は悪くない)」
・・・・・・・・・・・・・・
このようにおっしゃられる方は、
もちろん、ろくに探しませんし、
費用を出す事はしません。
センターには迷子の犬がたくさん収容されます。
家に帰れる子はほとんどいません。
なぜなら・・・・
迷子札も無いし、鑑札も無い。
マイクロチップもなく、
そして・・・・
飼い主が探してもいないからです。
その結果、たくさんの犬が処分になっています。
迷子にしやすいような飼い方の人や、
迷子になっても、ろくに探さない人が、
飼育放棄する飼い主達を
責められるのでしょうか?
私からしたら、
五十歩百歩で、対して変わりません。
というか一緒でしょう。
何も違いません。
しつけに自信があるから、
ゆるゆる首輪に細いリードでも良いとか、
何故そう思えるのか・・・
私には全く分かりません。
帰巣本能があるから、
迷子になっても犬は帰ってくるだろう。
と簡単に言う人も多いですが、
帰巣本能が全頭に備わっていたら、
センターに迷子犬が溢れる訳ありません。
以前にも書きましたが・・・→こちら
犬猫を飼った時に「可愛がる」
なんてのは、当たり前です。
私は、こういうレベルの話をしているのではなく、
適正飼育をして頂きたいのです。
もし、迷子になって
交通事故で死んでしまったり、
行政施設に収容されて、
処分になってしまったら、
世界中どんなに探しても、
もうその子には会えないんです。
万が一、迷子にしてしまった場合は、
必死で探して保護してあげないと、
死んでしまうかもしれないんです。
迷子にしやすい状態で飼育されている方、
迷子になっても探さない方、
分かっているんでしょうか・・・?
その子の命は2つはありません

犬猫を飼っている方、
もう1度、迷子、脱走について、
よくよく考えてみて下さい。
よろしくお願いします。