ちょうど飼育放棄の現場に合いました。
職員達が色々と話をして
説得をしていましたが、
放棄する夫婦の気持ちは変わらず、
犬を置いていきました。
職員が説得しても聞かないのに、
私が言っても聞く訳ないから、
せめて・・と思い、
私は隣で放棄人に聞こえるように
嫌味を話しはじめました。
★★★★★★★★★★★
夫婦で犬を捨てに来ても、
「殺処分になりますよ」
って実際に聞いたら、普通は
「可哀想、やっぱりやめよう」
って思うよね。
それを夫婦2人揃って、
そんな話しを聞いても、
気持ちは全然変わらずに、
「いいです、仕方ない」
って置いていくのって、
なんなんだろうね?
おかしいよね?
どっちか片方だけでも、
「やっぱりやめようよ!」
ってなると思うんだけど、
そんなのも全然ないなんておかしいよね。
と話し、
そして、うちの娘に、
「そんな大人になっちゃダメだよ」
と言いました。
★★★★★★★★★★★
この嫌味を言った後に、
職員が、放棄人から犬を預かったのですが、
犬は、職員と歩くのを嫌がり、
放棄人の所に戻りたがりました。
すると、
「へへへ」
とニヤニヤと放棄人は笑い、
「早くそっちに付いて行け」
とでもするように、
手で、パッパと払うような合図をしました。
人には色々と【都合】という物があり、
まぁ100歩譲って、飼えなかったとしても、
これから殺される予定の命に対して、
なんという酷い扱いが出来るのだろうか。
と、怒りがこみ上げてきました。
私が聞こえるように言った嫌味も、
全く効果ありません。
この犬は、一人暮らしの
お父さんが飼っていた犬だそうですが、
お父さんが亡くなられたそうです。
そして、息子・娘が飼育を引き継がずに
放棄した。という訳です。
だいたい、犬がどうのこうの・・・
という前に、お父さんと息子(娘)の関係が
問題ありだったのだと思います。
だって、お父さんとの関係がうまく行っていたら、
お父さんの大事にしていた犬は、
形見同然ですよ。
殺そうなんて思わないでしょう。
最近、この放棄のパターンが大変多いのです。
家族の関係はどうなっているのか?
と、とても疑問に思います。
お父さんを大事にしないような人が、
家族から大事にされるとは思えません。
飼育放棄した人は、自分が高齢になった時、
家族から見放されるでしょう。