まだ若く元気で、キャピキャピした子。
飛び付きがあったりなどしましたから、
人と暮す為の「教育」は必要な子でしたが、
攻撃性はありませんでした。
しかし処分になってしまいました。
理由は「秋田犬だから」
いま、私の家にも秋田犬の、
こまちゃんを保護していますし、
その前にも、みっちぃ。そして、
とわちゃんという秋田犬を保護しています。
この3匹の秋田犬は、とても穏やかで
人と暮す事に全く問題はありません。
家庭犬としての素質は抜群です。
でも、みっちぃも、とわちゃんも、
今うちにいる秋田犬のこまちゃんも、
ここのセンターに収容されたら、
「秋田犬だから」という事で
容赦なく処分になってしまいます。
私が行なっている動物の譲渡活動では、
単に希望する方に動物をお渡ししているのではなく、
飼い主側、動物側の双方で確認を行います。
特に大型犬種であれば、候補の方の場合、
動物の飼育経験、トレーニング経験の有無、
今後継続してしつけトレーニングを
受ける意思があるかどうか、
等をアンケートと面談で確認します。
また、動物側については、人への反応、
他犬への反応など、
譲渡適正チェックテストを行なって、
動物個体が新しい飼い主へお渡しすることが
適切かどうかを確認します。
譲渡適性チェックテスト→こちら
譲渡適正チェックテストは環境省の
「譲渡支援のためのガイドライン」
に則って実施しております。
このようなテストを経ることで、
攻撃性が高いなど、
家庭犬としての素質に難があると思われる個体が
無暗に譲渡される事態を
予防できていると考えております。
これまで、秋田犬、ドーベルマン、
シェパードなどでも
特に問題が発生したことはありませんでした。
1度処分になった命は、後で何をしても戻りません。
犬種ではなく、適正なジャッジをして
殺処分を判断して欲しかったです。
この事については、
もっと色々と伝えたい事もあります。
ただ、全てをいま伝えることは出来ません。
ここのセンターの場所をご存知の方は、
直接センターに意見を伝えたい事もあるかもしれませんが、
それは、今はお控え頂けますようお願い致します。
秋田犬のくま吉の処分はとても悔しいです。
くま吉の死が犬死にならないようにしないといけないです。
とても良い子だったのに、
助けられなくて本当に申し訳ない。