仲間のボランティアさんも集まってくれて、
総勢9名で見送りました。
にぎやかなお葬式になりました。
来て下さった皆様、ありがとうございました!
亡くなった事を知らせたら、すぐに
N谷さんが自宅まで気持ちを届けて下さったり、
T代さん、maricoさん、N谷さん、
お花をありがとうございました。
すぐに宅急便でお花を送って下さった、
Mさん、Aさんもありがとうございました。
しろちゃんの大好きだったパンを用意して下さった、
S上さん、S木さんありがとうございました!
しろちゃんは、一昨年亡くなった愛猫LOVEちゃんの
隣にいます。
しろちゃん、LOVEちゃんの事、追いかけないでよー(笑)
LOVEちゃんはしつこい犬が苦手だからよろしくね!
それと、しろちゃんが亡くなった今、
避妊去勢について再度お話です。
未避妊のメスの場合は老齢になってから
しろちゃんのように乳腺腫瘍になってしまう子も多く、
センターに収容されているメス犬の中でも、
10歳を越えた位の子たちでは多く見かけます。
未避妊の子の4匹に1匹はなってしまうと
言われているのが乳腺腫瘍です。
犬の場合、そのうちの半分の子は悪性腫瘍(ガン)です。
(猫の場合は、ほぼ100%悪性腫瘍(ガン)です)
しろちゃんの場合は、
まさにこのタイプですね。。。
避妊手術するのが可哀想。
という飼い主さんの判断で、
若いうちに手術をせずに、
老齢になってから病気になってしまう子はとても多く、
今回、しろちゃんを引き取って最期を看取り、
乳腺腫瘍はあなどれないと改めて思いました。
先に記載させていただいたとおり、
未避妊のメス犬の4匹に1匹がなってしまうといわれている
乳腺腫瘍ですが、ガンが悪性の場合、
リンパを通って全身にガンが回ります。
まず肺に転移します。
肺に転移したら、すでに余命は3ヶ月ほどです。
その後は脳に転移する事が多く、
しろちゃんも脳に転移していました。
体が思うとおりに動かない。
またはテンカン発作で自分の意思とは全く関係なく
激しく体が動くという可哀想な発作が何度も出ました。
リンパに転移しているので、
足にも痛みが出て、
跛行(はこう)していました。
私が子どもの頃に飼っていた犬には、
不妊手術をしないと病気になりやすい事を知らなかったので、
手術は行なっておりませんでした。
でも、8歳くらいで子宮蓄膿症になり
生死の境をさまよいました。(メス)
緊急で手術をしまして、これに大変後悔し、
それ以降は必ず若いうちに手術を行なうようにしています。
若いうちは元気で、去勢、避妊なんて必要ないと
思われるかもしれませんが、
本当の意味で避妊、去勢手術の効果が出るのは、
8歳以降くらいのシニアになってからです。
飼い主が防いであげられる病気は
防いであげたいと思っています。
また、老齢のオスの場合は
肛門周りの病気にかかっている子が多く、
その場合の治療は去勢手術になるので、
12歳を超えたあたりで治療のために去勢をする子が多いです。
若いうちの麻酔の手術と、
老齢になってからの麻酔の手術。
どちらが犬にとって負担かは明らかかなぁと思います。
また、繁殖は本能ですので、
発情したら交配させてあげないとストレスは解消できません。
そのたびに交配させてあげる生活は、
人間に飼われている犬は現実的には不可能です。
未避妊、未去勢の犬の飼育とは、
ずっと愛犬にストレスをかけている状態である
という事を考えて頂けたら幸いです。
また、センターで活動をしていると良く分かるのですが、
迷子で収容される犬達の99%は未去勢、未避妊です。
発情している時に迷子になりやすいのです。
センターの子を家族に迎えてあげてもいいかな・・
と考えて頂いた方には、
特に知っていていただきたい現実です。
センターに出入りしているボランティアさん達は、
どうすればセンターに収容される犬猫が少なくなるか、
もうみんなわかっています。
生体販売の規制強化。
マイクロチップの装着。迷子札の着用。
そして、犬猫を飼っている方たちが、
きちんと避妊去勢をすれば、
センターに収容される犬達は間違いなく減ります。
センターに収容される犬達が少なくなれば、
殺処分ゼロも夢ではありません。